
舌切り雀は「得したら幸せ」という話なのかな
「損したくない」
「得したい」
そんなことを考えていた時に、
ふと昔話の
『舌切り雀』を思い出しました。
優しいおじいさんが、
舌を切られた雀を助けます。
すると雀は、
自分たちの家へおじいさんを招待して、
ごちそうでもてなしてくれました。
帰る時に雀たちは、
「大きなつづらと、小さなつづら、
どちらを持っていきますか?」
と聞きます。
するとおじいさんは、
「私は小さいもので十分ですよ」
と言って、
小さなつづらを選びました。
そして家に帰って開けてみると、
中には金銀財宝が入っていた。
それを聞きつけた、
雀の舌を切った意地悪なおばあさんは、
「自分も金銀財宝が欲しい」
と思って雀の家へ向かいます。
でも、
おもてなしを楽しむことには興味がなく、
頭の中は、
「大きなつづらには、もっと宝が入っているはず」
ということでいっぱいです。
そして大きなつづらを持ち帰ります。
けれど、
開けてみると、
中に入っていたのはお化けたちでした。
子どもの頃は、
「欲張るとダメなんだな」
くらいに読んでいた気がします。
でも大人になって改めて考えると、
この物語って、
単純に
「良いことをしたら得をする」
という話ではないように感じます。
むしろ、
“損得に囚われすぎると、
本当に大切なものを見失う”
そんな話にも思えるんですよね。
意地悪なおばあさんは、
「もっと得したい」
「大きいほうが価値がある」
という気持ちに飲み込まれていました。
でもその結果、
本当に欲しかったものとは
逆のものを持ち帰ることになった。
これって、
現代でもよくあることかもしれません。
損したくなくて辞められない。
もっと得したくて無理をする。
周りより良く見られたくて頑張り続ける。
そうしているうちに、
自由さや、
安心感や、
自分らしさのほうを失ってしまうこともある。
逆に、
小さなつづらを選んだおじいさんには、
「これで十分ですよ」
という感覚がありました。
あれは、
“足りない”ではなく、
“満ちている”感覚だったのかもしれません。
その場のつながりや、
“今ここ”の豊かさを感じて
だからこそ、
豊かさが自然と巡ってきた。
そんなふうにも感じます。
昔話って、
子どもに読み聞かせるものでもありますが、
大人になってから読むと、
また違う景色が見えるものなんですね。幸せの魔法使い☆まみ
性を通して本来の自分に還る
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